天然木化粧合板は、銘木化粧合板とも言い、天然銘木を薄くスライスした突き板を基材の合板に貼ったもので、以前はよく住宅、マンション等に内装壁材としても使われていましたが、最近では高級注文住宅の一部に使用されるくらいで、一般の住宅・マンションにはあまり使われなくなりました。
突き板に用いられる樹種は、栓(せん)・楢(なら)・欅(けやき)・檜(ひのき)・杉・チーク・ウォールナットなど多種にわたり、また、木材の切断面により、柾目(
まさめ)・板目(いため)・杢目(もくめ)とあり、様々な木目の美しさを表現してくれます。
住宅にて天然木化粧合板を使う箇所は、リビングや応接室などの腰壁や和室の天井が考えられますが、建材メーカーが既製品として、基材にMDFやダイライトを使用し、表面に天然木単板貼りのうえ、特殊樹脂塗装仕上げの腰板や天井材なども商品化されています。
主な建材メーカーは、大建工業、松下電工、永代産業などです。
また、床の間の地板や書院の天板などの面が大きい和室造作材も、天然木化粧合板を使って既製品化されたものが、一般的に使われています。
特殊加工化粧合板には、合成樹脂、塗料、紙・布などのような材料を基材の合板表面にオーバーレイ加工したものです。
これらの化粧合板には、メラミン・ポリエステル樹脂などの合成樹脂化粧合板、各種塗料によるカラー塗装合板、塩ビ化粧合板、プリント合板、紙・布類のオーバーレイ合板があります。
合成樹脂化粧合板には、メラミン系の合成樹脂を合板の表面に熱圧着したものをメラミン化粧合板、また、ポリエステル系の合成樹脂を合板の表面に熱圧着したものをポリエステル化粧合板と言います。
どちらも非常に硬質で傷が付きにくく、耐水性、耐熱性にも優れていますが、若干ポリエステル化粧合板の方が、熱や衝撃に対しては劣っています。既製家具などに使われていますが、建築では、造り付けの家具仕上材やカウンターの天板、水廻りの内装材としても使われています。
主なメーカーとしてアイカ工業・イビデン建装などがあります。
合板の表面に模様や木目を印刷したもので、家具、キッチンの面材、内装の一部など住まいのさまざまな場所で使われてきましたが、プリントされているので同じパターンの模様で変化がなく、安っぽく感じることがあり、最近の住宅の内装材としてはあまり使われておりません。
塩ビ化粧合板とは、塩化ビニールを合板に貼ったもので、建材メーカーが腰壁や天井材など、内装建材として商品化されています。
主な建材メーカーは、大建工業、松下電工、永代産業などです。
合板の表面に特殊加工された紙を貼った合板で、和室の天井材に用いる和風天井がこれにあたります。ラミ天(ラミネート天井)と呼ばれ、一般的な住宅の和室天井材として広く使われています。
主なメーカーとして南海プライウッドなどがあります。